令和4年県民環境委員会 本文 2022-06-24

【小木曽史人委員】
 もりの学舎施設を活用した環境学習の取組について、これまでもりの学舎の事業に参加してきた人は、のどかな環境の中で親子楽しく参加していると想像する。また、参加者の中には、事業内容に賛同し、リピーターとして定期的に参加している人も多いと聞いている。本年11月1日のジブリパーク開園後も、もりの学舎を継続的に利用してもらうことが重要である。
 そこで、もりの学舎施設利用者の交通手段を伺う。

【環境活動推進課担当課長(環境活動)】
 もりの学舎の来館者の交通手段は、おおむね二通りある。一つ目は、リニモを使って愛・地球博記念公園駅で下車した後、園内の無料バスを利用する方法、二つ目は、もりの学舎から徒歩5分の場所にある南駐車場まで自家用車で来る方法である。
 施設を運営するNPO法人が未就学児童や小学生向けプログラムの参加者に確認したところ、自家用車で来る人が大半であった。

【小木曽史人委員】
 ジブリパークが開園すると来園者が急増し、周辺の交通事情の悪化や駐車場の混雑が懸念される。これまで気軽に足を運んでくれた人に、どのように配慮するつもりなのか。

【環境活動推進課担当課長(環境活動)】
 本県ではジブリパークの開園に向けて、周辺道路については渋滞を緩和するため、担当部局において公園周辺の車線の追加や右折車線延伸などの工事を進めている。また、愛・地球博記念公園には現在、北、西、南の駐車場があり、合計約1,800台駐車できる。このうち、ジブリパークに近い北駐車場を拡充するとともに、新たに東駐車場を整備し、駐車スペースが約1,300台増強される。
 次に、もりの学舎に自家用車を利用して来館する人には、もりの学舎に一番近い南駐車場の利用をWebなどで案内している。また、プログラムを予約した人には、愛・地球博記念公園で大きなイベントがある場合などは、道路や駐車場が混雑することをあらかじめ案内し、時間に余裕を持ってきてもらうよう呼びかけている。
 さらに現在、午前と午後に分けて実施しているプログラムでは、駐車場や道路が混雑する時間帯について、プログラムの開始・終了時間の変更を行うなど、混雑しない対応を検討していきたい。

【小木曽史人委員】
 ジブリパークの開園時は、北、東の駐車場を拡充しても、西、南の駐車場も混雑すると予想される。どれくらいの人がジブリパークに来園するかは未知数であり、難しい問題であるが、様々な懸念があることを承知した上で、多くの人が継続的にもりの学舎に来て学習してもらうことが重要である。

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