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2022年 春号 Vol.12

ご挨拶

年明けから約2か月続いた「まん延防止等重点措置」。 そして、約2年間にわたるコロナとの闘いで、日常生活や働き方を含めた社会環境が大きく変わりました。
その負の部分に確実に光を当て、救うべき人を救う「コロナの克服」はもとより、着実な成長を遂げるために、固定観念に囚われず、変化を恐れず、時代の大変革を先読みした施策を積極的に打っていくことが求められています。
その方向性を示す令和4年度当初予算案等を審議する2月定例議会が開かれ、慎重審議の結果、全ての議案を可決し、3/24に閉会しました。
桜咲く4月、年度替わりで進級・進学・就職など心機一転、新たな一歩を踏み出す季節。
一方、新たな環境への適応と続くコロナ禍の不安と疲れで「心の負荷」もかかってきます。
食生活、適度な運動・睡眠、そしてコミュニケーションで心と体の健康バランスに気を付けながらお過ごしください。


▲ 2022.3.7 本会議にて議案質疑を実施

4、5月は、気候とは裏腹に「こころ」が不安定になりがち。ひとりで抱え込まないで..。まずはご相談ください。

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活動が実を結ぶ 「愛知県人権尊重の社会づくり
2022年4月1日 施行 ※一部を除く

愛知県にはこれまで人権を尊重し、差別や偏見のない社会を目指すための旗印となる条例がありませんでした。 そこで私たち新政あいち県議団は、議員提案条例プロジェクトチームを2年前に立ち上げ、その中に人権条例制定に向けた「人権部会」をつくり、私も事務局長として参画。 各種団体や他県とのヒアリングや勉強会を重ね、知事や県当局にも働きかけつつ条例案骨子を取りまとめました。
この間、コロナ禍も相まって、ネットによる誹謗中傷が社会問題として大きく取り上げられるようになり、この度、知事提案という形にはなりましたが、私たちの考え方の多くが取り入れられた包括的な基本条例が制定されました。
ポイント ・部落差別の解消 (国:H28年 部落差別解消推進法 施行)
・性的指向及び性自認の多様性についての理解増進
・本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消
・ネットによる誹謗中傷等の未然防止と被害者支援
施策 ・条例の普及・啓発、県民意識調査の実施
・相談窓口の設置 (専用電話、弁護士による法律相談も)
・ネットモニタリングの実施と被害者による削除申請の支援
・愛知県人権施策推進審議会の設置


2月定例議会(2022/3/7)本会議 「環境」人材育成について議案質疑を行いました!

同期意識

県は、未就学児童から小中高生、大学生、社会人と各世代に応じた環境学習事業を展開・推進している。
中でも、愛・地球博記念公園内にある「もりの学舎」施設は、未就学児童をはじめ子どもから大人まで楽しめる自然体験プログラムが実施されているが、さらに活動の輪を広げるためのメニューやPR方法、受入人員(インタープリター※)確保が課題。
また、社会人向けでは「あいち環境塾」という環境課題を解決する地域のリーダーを育てる事業を実施しているが、実際に卒塾生が具体的に社会でどのように活躍しているのか分かりにくい。

<用語解説> インタープリターとは?
直訳すると「通訳する人」「解説する人」で、単に動植物に詳しいだけでなく、文化や歴史、背後関係など、自然に精通した、自然と人との仲介役となる森の案内人のこと。

【テーマ①】 「もりの学舎」施設の利活用

Q 11/1ジブリパーク開園に伴う来園者増を見据え、今後「もりの学舎」施設を活用した取り組みを受入人員確保を含めどのように実施していくのか?
県当局

ジブリパーク開園は、もりの学舎利用拡大の好機。パンフの配布等PRを強化し、プログラム回数やメニューを追加するなど工夫していきたい。
これまで133名のインタープリターを養成してきたが、登録者数は現在50名。未登録の方への登録を呼びかけたり、養成研修を実施したりすることで、受入態勢をしっかり整えていきたい。

要 望 インタープリター登録者数は2年前の54名から減っており少々心許ない。来園者増は間違いないため、先を見据え計画的に環境整備を実施してほしい。

【テーマ②】 「あいち環境塾」の事業評価と改善

Q あいち環境塾事業を県としてどう分析・評価した上で、来年度に向けて事業を実施していくのか?
県当局

卒塾生へのアンケートや講師からの意見をもとに、毎年度事業評価・検証を実施の上、次年度以降のカリキュラムに反映し改善をしている。
2022年度は環境を意識した企業経営やCO2排出量の算定など、より実践的なテーマやカリキュラムを追加、卒塾生への更なる支援策も検討していく。

要 望 事業の究極的な評価指標は、どれだけの卒塾生が社会で活躍しているかである。実社会への還元の視点から、卒塾生への積極的な追跡調査をかけつつ事業をブラッシュアップしていただきたい。


▲ 「もりの学舎」施設。 右写真 隣に写っているのはインタープリターさん

2月定例議会(2022/3/7)本会議 「環境」人材育成について議案質疑を行いました!


スタジオジブリ作品の世界観を表現する公園施設「ジブリパーク」が、愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園の中に、2022年11月1日、いよいよオープンします!
ジブリパークは全部で5つのエリアで構成され、「青春の丘」、「ジブリの大倉庫」、「どんどこ森」の3エリアが2022年11月に、「もののけの里」、「魔女の谷」の2エリアが3エリアのオープンから概ね1年後にオープンする予定です。どうぞご期待ください。

(左)映画『耳をすませば』に登場する「地球屋」映画『猫の恩返し』に登場する「猫の事務所」等を整備する「青春の丘」
(中)「倉庫」らしさと懐かしさを感じる和洋折衷の建築空間をイメージし、展示室、子どもの遊び場、売店と喫茶、収蔵施設等を整備する「ジブリの大倉庫」
(右)映画『となりのトトロ』の「サツキとメイの家」を中心とした昭和の田園景観をイメージし、子どもも楽しめるような遊具や散策路等を整備する「どんどこ森」

令和4年度 当初予算の概要 ~コロナを克服 With/Afterコロナを見据えた成長戦略~

歳 入 企業収益は回復するも、コロナ拡大前の水準には戻らず


令和4年度の県税収入は、企業収益の回復を反映し、法人二税の増収を見込むものの、コロナ拡大前の令和2年度当初予算(1兆1,669億円)の水準には至らず、引き続き極厳しい財政状況にある。

歳 出 企業収益は回復するも、コロナ拡大前の水準には戻らず

注:()内は、県民一人当たりに換算した歳出金額
コロナ対策に 1,918億円を計上。
令和4年度からは団塊の世代が75歳以上となり、医療・介護などの福祉医療費が引き続き増加。
安心・安全な生活維持のための道路・河川等事業は前年度と同水準。
県立学校等公共施設は、長寿命化改修で費用を圧縮、バリアフリー化など計画的かつ着実に実施。
ジブリパークや愛知県基幹的広域防災拠点、ステーションAi、新体育館などプロジェクト予算を確保。

すべての子どもが輝くために

・学校に外部人材を重点配置
・私学に通う子の父母負担の軽減
・子ども食堂の開設支援を充実
・児童虐待防止の取り組み強化
・ヤングケアラーの支援と理解促進

安心と支え合いの社会づくり

・認知症の人にやさしい施策の推進
・介護人材確保と現場ICT導入支援
・がん患者のアピアランスケア補助

誰もが活躍できる社会の実現

・障がい者スポーツの推進
・働く場での女性活躍を後押し
・生活困窮者や障がい者の就労支援
・外国人の日本語学習と就労支援

観光誘客 あいち「ツウ」リズム

・「どうする家康」武将観光の充実
・ジブリパーク周遊観光を促進
・新たなGoToトラベル事業の実施
  

デジタル・先進技術の活用

・MaaS実証実験(名古屋東部丘陵地域)
・警察手数料収納キャッシュレス化
・スマートシティのモデル市町村公

中小・小規模事業者を支援

・デジタル人材の育成支援
・テレワーク導入支援(機器の貸出)
・カーボンニュートラル取組へ融資

「環境」負荷を低減 循環型社会

・EV FCV等 次世代自動車の普及
・サーキュラーエコノミーの推進
・プラごみ、食品ロスの削減

安全・安心① (防災・減災)

・愛知県基幹的広域防災拠点の整備
・ゼロメートル地帯の防災対策強化
・防災ヘリの名古屋市との一体運用減

安全・安全② (交通安全・防犯)

・愛知県犯罪被害者支援条例を制定
・信号機新設(26基)改良(811基)
・信号灯器のLED化(5,311灯)
・道路標識の新設、更新(9,165本)

感染対策しながら調査活動実施中! おぎそ史人 活動記録 ダイジェスト

調査研究 新政あいち県議団 政策推進議員連盟 (議連)
今年度発足した7つの議連。
「観光地域振興」「子ども・若者」「多文化共生」「中小企業振興」「健康と食」「介護」「私学振興・子育て支援」
コロナ禍で現地現物の調査活動は控えつつも、講師を招いての勉強会、各種団体や民間企業との意見交換を重ねています。
行政側からの提案や説明を鵜吞みにせず、各分野に精通した有識者の考え、現場当事者の思いを聞き、血の通った政策を模索していきます。

▲テーマは「誰ひとり取り残さない 子ども食堂」日進絆子ども食堂・NPO絆の山崎代表理事と現状と課題について意見交換 〔健康と食〕

▲テーマは「これからの国立大学」名古屋大学 松尾総長と新たな国立大学モデルと人材育成ついて勉強会&意見交換〔子ども・若者〕
◎その他実施した主な意見交換テーマ   
 「愛知県における学童保育の実態と課題」
 「私学側から見た高校教育の充実と支援」
 介護とは~介護の実情と将来の課題~」

国政勉強会&意見交換 講師 : はまぐち誠参議院議員

コロナ対策からポストコロナに向けた経済産業政策、カーボンニュートラルを含むエネルギー政策など課題を共有。 タイムリーな国での議論を生の声としてお伝えいただきました。
また、同席した自動車関連産業に関わる市町議会議員とともに、愛知県やそれぞれの市町が抱える課題について闊達な意見交換を行いました。

暮らしの「声」を届ける 地元首長と意見交換&要望活動

働く仲間 連合愛知尾張南地協の皆様とともに毎年実施している活動。 昨年はコロナで断念。
地域で暮らす現役世代の働く仲間から吸い上げた課題を、テーマ別に集約、各市町村への独自要望もとりまとめ、直接首長と意見交換する大変貴重な機会です。
写真は飛島村での様子。加藤村長に直接要望書を手渡しました。

思春期の悩める子どもに寄り添う「上西のびしろクリニック」を訪問

低身長・肥満など思春期の子どもの成長と発達に寄り添う専門クリニック。 なかなか言い出せず、悩めるこどもや保護者はたくさんいるとのこと。 気軽に話せる身近な相談窓口。 そんな病院が身近にあると心強いですね。
クリニックの場所は春日井市JR勝川駅前。隣は圓若院長

まちを元気に! 毎月第3土曜は「蟹江町マルシェ」
in 蟹江町観光交流センター(祭人)

毎月おいしい地元のお店が出店、たくさんの人で大賑わい。この日はフィンランド発祥の「モルック」というゲームに挑戦。 子どもからお年寄りまで楽しめるテーブルサイズのミニチュア版を作り普及活動をしているとのこと。
お昼は蟹江町名産のイチジクを使ったご当地カレーを堪能。 絶品です! 一度お試しください。

新政あいち県議団「オンライン議会報告会」

毎議会最終日に「オンライン議会報告」を配信。
皆様の耳に届く活動を続けます!
オンライン議会報告は、ホームページの活動報告からもご覧いただけます。


PCの方はPDFでもご覧いただけます。(1.6MB)